井本 俊亮 自己紹介へ

パンクVol.2

公開日:2025/09/20(土) 更新日:2025/09/20(土) 日々のこと

皆さん二輪はすきですか?シリーズです。

前回の予告通り、パンク修理の第二弾です。

タイヤの構造って結構複雑で今回も多くのことを学びました。

今回の焦点は「ビード上げ」です。

これまで深く考えたことはなかったですが

タイヤとホイールっネジとかで固定されてませんよね。

あれだけ高速で回転しているのにお互いがずれない...

そのためにタイヤの内周にあるビードという部分が

ホイールの外周にぴったりと密着していることが大切です。

このビード上げ、単純に空気を入れていっても

なかなか上がってくれません。

タイヤとホイールの中心、横から見ても縦から見ても

合っていないとダメですし、肝心のビードに亀裂が入っていたり

古いタイヤで固くなってたりしてもダメです。

そして、一番のコツはどれだけホイールと接触した時に

滑ってくれるか、です。

もちろん、作業後は滑らない方がいいので、オイルとか

塗るのは厳禁!

専用のビードワックスか、中性洗剤の薄め液が最適です。

どちらも乾くとヌルヌルがなくなって滑らなくなります。

今回、ビードワックスを購入せずにトライしていたので

全然うまくいきませんでした。

で、後でご紹介しますが禁断の方法を試してしまったのですが...

それでもうまくいきませんでした。

結局、ビードワックスを購入して塗り塗り、

内心「これだけでうまくいくはずないよなぁ」と思いながら

空気を入れると、、、

”ボンッ!ボンッ!”

ネットで予習していた時に聞いたビードが上がった瞬間の音!

2回鳴ったということは左右どちらもきちんと上がった証拠です。

今までの苦労が嘘だったようにあっさりと終了。

(わかりづらいですが、タイヤとホイールが密着しています。

工具で傷ついたホイールの塗装を気持ち補修)

今回思ったこと。

--やはり基本が大事!

  裏技はデメリットありだから極力使わないーー

です。

王道の方法とは、一番成功実績もあるし、その後のトラブルも少ないから

推奨されているという良い例でした。

その、裏技とは、、、

「爆発ビード上げ」です。

響きだけでも派手ですね。

写真も動画を取らなかったのでご興味ある方は

検索してみて下さい。

やり方は、

1.ホイールとタイヤの隙間に揮発性・可燃性の高いガスを充てん、

2.可燃性の高いスプレーで導火線を作り

3.ライターで火をつける

4.内部のガスに引火すると爆発

5.爆発で膨張した空気の勢いでビードが上がる

という極めて危険な荒技。

3回ほどトライしましたが、結局ガスに引火せずに

導火線に火がついただけで終わってしまいましたが。

爆発しなかった原因はいくつか考えられますが

おそらくビビッて導火線としてのスプレーが

中まで届いていなかったのだと思います。

作業中、タイヤについた火をを足蹴にして消しているところを

お向かいの奥さんに見られて驚かせてしまいました。

ごめんなさい。

ということで、無事にタイヤ交換終了しました!

...喜んだのも束の間、この1週間後くらいに

またエンジンが動かなくなってしまった鉄馬。

私にブログネタを提供する使命に燃えているとしか思えません。

そろそろ修理ネタは終わりにしたいのですが、、、

次回もお楽しみに!