モイス 耐力壁
- 2008/05/19(月) | ~2012.8 ブログ
前回のブログから内容は続きますが、
ここ数年日本の家は、建築基準法の規制により、換気を頻繁に行う住宅を建てること、
換気扇による強制換気を義務付けれています。
しかしこれでは、せっかく温めたり冷やしたりした室内の熱が逃げてしまい、
熱効率が悪いこと極まりません。
理想的には、気密性の高い現代の住宅は、
化学物質を極力含まない安全な建材でつくるべきです。
さらには、それら安全な建材が、室内の空気に含まれる有害物質や
余分な湿気を吸着してくれたら申し分ありません。
そんな理想的な建材として開発されたのが「モイス」です。
モイスは、セラミックスであるケイ酸カルシウム水和物(トバモライト結晶)の
基材に粘土鉱物であるバーミキュライトを加えてつくった強度のある構造用面材で、
そのまま内装に使える仕上げ材でもあります。
比表面積の大きいトバモライトと
層状構造のバーミキュライトが湿気を吸ったり吐いたりするため、
モイスを使うことによって湿度が適度に保てます。
また、バーミキュライトはホルムアルデヒドなどの
揮発性有害物質を吸着する機能をもっているので、
シックハウス症候群対策にも効果が期待できます。
さらにモイスは天然素材で構成されているため、
有害な有機物質などは含まれません。
また、無機材料のため防火性に優れ、カビが繁殖するための養分がありません。
アルカリ性の基材がカビを寄せ付けず、防カビ性に優れています。
そして最終的に解体、廃材となる場合にもモイスを砕いて土に混合すると、
石灰・シリカは植物のミネラル肥料となり、
バーミキュライトは土壌中で有機肥料保持剤となりながら風化、微粉化して、
いずれは土に還ります。地球に優しいエコマテリアルなのです。
このモイスをタカノホームでは全てのエアパスの家に構造用面材として使い、
一般的な木造在来工法の住宅の約2・5倍の耐震強度を備えるに至っています。
以前は構造用面材、いわゆる耐力壁としてMDF(古紙を糊で固めたもの)を
使っていたのですが、
MDFはリサイクルがほとんど不可能なうえ、廃棄にも問題があります。
タカノホームは、このようなモイスの魅力を感じ、将来は土に還すことができる
鉱物素材のモイスに、耐力壁を全て切り替えました。
1つ1つの素材にタカノホームはこだわっています。
鷹野 耕治
ここ数年日本の家は、建築基準法の規制により、換気を頻繁に行う住宅を建てること、
換気扇による強制換気を義務付けれています。
しかしこれでは、せっかく温めたり冷やしたりした室内の熱が逃げてしまい、
熱効率が悪いこと極まりません。
理想的には、気密性の高い現代の住宅は、
化学物質を極力含まない安全な建材でつくるべきです。
さらには、それら安全な建材が、室内の空気に含まれる有害物質や
余分な湿気を吸着してくれたら申し分ありません。
そんな理想的な建材として開発されたのが「モイス」です。
モイスは、セラミックスであるケイ酸カルシウム水和物(トバモライト結晶)の
基材に粘土鉱物であるバーミキュライトを加えてつくった強度のある構造用面材で、
そのまま内装に使える仕上げ材でもあります。
比表面積の大きいトバモライトと
層状構造のバーミキュライトが湿気を吸ったり吐いたりするため、
モイスを使うことによって湿度が適度に保てます。
また、バーミキュライトはホルムアルデヒドなどの
揮発性有害物質を吸着する機能をもっているので、
シックハウス症候群対策にも効果が期待できます。
さらにモイスは天然素材で構成されているため、
有害な有機物質などは含まれません。
また、無機材料のため防火性に優れ、カビが繁殖するための養分がありません。
アルカリ性の基材がカビを寄せ付けず、防カビ性に優れています。
そして最終的に解体、廃材となる場合にもモイスを砕いて土に混合すると、
石灰・シリカは植物のミネラル肥料となり、
バーミキュライトは土壌中で有機肥料保持剤となりながら風化、微粉化して、
いずれは土に還ります。地球に優しいエコマテリアルなのです。
このモイスをタカノホームでは全てのエアパスの家に構造用面材として使い、
一般的な木造在来工法の住宅の約2・5倍の耐震強度を備えるに至っています。
以前は構造用面材、いわゆる耐力壁としてMDF(古紙を糊で固めたもの)を
使っていたのですが、
MDFはリサイクルがほとんど不可能なうえ、廃棄にも問題があります。
タカノホームは、このようなモイスの魅力を感じ、将来は土に還すことができる
鉱物素材のモイスに、耐力壁を全て切り替えました。
1つ1つの素材にタカノホームはこだわっています。
鷹野 耕治
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