「ひと夏の書斎」
- 2006/11/06(月) | リニューアル前のブログ
最近のお気に入り本で建築家・天野彰さん著の『夫婦の家』(講談社)に書斎に関する記述があります。
「・・・男性諸氏には書斎に対してよほど根強いあこがれがあるらしく、家を建てるとなれば九割近い方がこれを欲する。現実をよくわかっている妻たちは、当然、「そんなものあっても使いやしない」と反対するが、それでもねばり強く交渉し、ついに勝ち取る人もいる。
ところが、せっかくの夢の書斎の行く末はといえば、「ひと夏の書斎」の運命だ
限られた敷地内でやりくりする都会の家では、書斎といってもせいぜい三畳がいいところ。欧米の映画で見るような暖炉もないし、天井まで届く書棚もない。パイプをふかしながら読書できるような、ゆったりした安楽椅子も置けない。机の上には、引っ越しの際に運び込んだ段ボールが山と積まれたまま。なんとなく片付ける気もしないうちに、二ヵ月、三ヵ月と経過する。」
・・・続きはまた次回!
江口
「・・・男性諸氏には書斎に対してよほど根強いあこがれがあるらしく、家を建てるとなれば九割近い方がこれを欲する。現実をよくわかっている妻たちは、当然、「そんなものあっても使いやしない」と反対するが、それでもねばり強く交渉し、ついに勝ち取る人もいる。
ところが、せっかくの夢の書斎の行く末はといえば、「ひと夏の書斎」の運命だ
限られた敷地内でやりくりする都会の家では、書斎といってもせいぜい三畳がいいところ。欧米の映画で見るような暖炉もないし、天井まで届く書棚もない。パイプをふかしながら読書できるような、ゆったりした安楽椅子も置けない。机の上には、引っ越しの際に運び込んだ段ボールが山と積まれたまま。なんとなく片付ける気もしないうちに、二ヵ月、三ヵ月と経過する。」
・・・続きはまた次回!
江口